アルルの古代ローマ円形闘技場からの眺め 教会と日本人のパティスリー
アルルの古代ローマ円形闘技場からの眺めです。
ローヌ河の間における町並み、パラボラアンテナがあるのを除けば中世のようにも見えます。
ひときわ目立つのが左側に位置する、塔を伴った建物です。
これはサン・ジュリアン教会です。
この教会はフランス革命まで小教区の教会でした。
11世紀にはこの地にロマネスク様式の教会があり、1490年から聖アントワーヌ(アントニウス)の聖遺物がおさめられていたそうです。
そして17世紀に再建されました。その礎石は1648年、グリニャンアルル大司教により置かれました。
1660年にはアルルにルイ14世が訪問しています。
17世紀から18世紀にかけて、この教会は多くの美しい貴族の邸宅が建てられた地区の中心となりました。
1944年には爆撃により教会の一部が破壊されますが、戦後すぐに同じ形に再建されました。
現在では定期的に教会内でコンサートも開かれているそうです。
この教会について調べている過程で、教会のすぐ近く、9月4日通り沿いにYamamoto Masakiという方によるパティスリーの店があるのを発見しました。
ご夫婦でされているようで、現地の人たちにも好評なようです。
アルルに行く機会があれば、立ち寄ってみたいものです。
(サン・ジュリアン教会およびパティスリーについてはグーグルマップを参考にしました)