ヨーロッパ旅日記

さいはての地へ(ポルトガルへ)

年明けからポルトガルに行く。 これが結局、フランス滞在中に国外に出た最後となった。 また、つまらないことだが、これで当時のEUの4隅を制覇できた。 EUをオセロの盤に見立てると、まさに必勝手順である。中心のブリュッセル、ストラスブールも押さえてい…

ローマの夏の緑

この日はまずテルミニ駅近くのサンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会に行く。 その前にロータリーになっており、交通量も多い。真ん中には噴水がある。 この教会はローマ時代の大浴場を利用しており、概観はなかなかユニークである。 中に入るとやはりキンキ…

権力の重みを感じて (ヴァチカン周辺)

ローマに着いた翌日、まずヴァチカン博物館に行く。 時間前に着くが、すでに長い行列が出来ていた。ゆるやかな坂で開館を待つ。 時間が来て、中に入る。 まず、ピオ・クレメンティーノ美術館では八角形の間の彫刻群が美しい。多くのギャラリーが、彫刻の前で…

夢の跡 ローマ

早朝ミラノのホテルをチェックアウトし、タクシーで空港に向かう。運転手は「リナーテ空港だね」と何度も確認してくれた。二つ空港があるため、よく間違える事があるのだろうと思う。 飛行機はローマに向かう。下を見ると、イタリアの山がちな地形の間に、河…

ミラノ 夏の風景

シャルルドゴール空港を飛び立ちミラノに向かう。 飛行機は、CDG上空を旋回する。窓から下を見ると、イルドフランスのまだら模様の大地が広がっていた。フランスのゆるやかで、豊かな大地を実感する。 更に南に行くと、今度は緑の合間に湖が広がっていた。白…

ラインにかかる虹(スイス・バーゼル)

オルリー空港を飛び立ち、バーゼル・ミュールーズ空港に行く。 到着し、空港からタクシーに乗り、スイスのバーゼルに向う。 空港からの道の周りはまだフランス領なのだが、運転手によると、道路はもうスイス領になるとのこと。本当だろうか? 市内に着き、ラ…

ロンドン・コーリング 20世紀の終わり

年末にロンドンで会おうと誘われた。 パリ北駅から、ユーロスターに乗る。 フランスから、トンネルをくぐり、イングランドに入る。 イングランドは雪が積もっていた。車窓に見える田舎のぼろ屋の看板表示が英語だった。フランス語漬けだった身にとって、落ち…