さいはての地へ(ポルトガルへ)

年明けからポルトガルに行く。
これが結局、フランス滞在中に国外に出た最後となった。
また、つまらないことだが、これで当時のEUの4隅を制覇できた。
EUをオセロの盤に見立てると、まさに必勝手順である。中心のブリュッセルストラスブールも押さえていたので、これでEUに対し、深く理解できたに違いない。(ホンマかいな)

ちなみに、ポルトガル以外では、スペインに行く事も考えたが、スペイン通の人に、そこは治安が悪いよと脅されて、簡単に諦めてしまった。限られた時間で、行ける所も限られているので、治安が悪いと言われれば、選択肢からはずしてしまう。その点、ポルトガルはいいイメージがあった。その実態は?

旅行会社に個人旅行を申し込んだ時、最初は土曜日までの計画だった。日曜日はしっかり休み、翌日の出勤に備えようと、殊勝な事を考えていたのだ。
しかし、旅行会社のお姉さんが、日曜までですと航空賃がお安くなりますよ、とわざわざ教えてくれたので、素直に従う事にした。確かに、提示された金額は土曜までと比べてずっと安い。
こういった料金のシステムがいまだによく分からない。

シャルルドゴール空港からリスボン空港に到着する。
今回はユーロに変わった直後で、少し心配で、ちょっと位旧現地通貨も持っていたほうがいいかなとも思ったが、結局両替はしなかった。
空港の外に出ると、蒸し蒸ししていた。あまりヨーロッパでは経験した事がない湿度だった。
街中へ向かう黄色い小さなバスに乗り込む。結構混んでおり座れなかった。
運賃はユーロでの支払いで全く問題なかった。
空港より、一路リスボン市内へ向かう。