グルノーブルの五つ星り

リヨンから電車でグルノーブルに行く。
まず、丸いロープウェイに乗り、山の上に向かう。
丸い分かなり心もとなく感じ、少し怖かった。
バスティーユ城砦駅につく。上から見ると、かなり霧が深いため、街並みははっきり見えない。また遠くにアルプスの山々があるが、くすんでいる。
まわりの山々は形がいびつで、奇観を呈している。
城砦跡に向かう。岩場に穴を開け、人が入れるようにしている。穴をくぐりぬけ、外を覗き、篭城の気持ちを味わう。
上には眺めのよいレストランもあり、そこで昼食を取る。名物のポテトグラタンを白ワインと共に食べる。
帰りは歩いて降りることにする。下り道なので勢いをつけて歩いていく。途中考古学博物館に立ち寄る。
汗だくになり、ホテルにチェックイン。ストラスブールでもお世話になったシタディーヌというアパートメントホテルを予約しておいた。
夜は部屋に置いてあったガイドを頼りに日本料理店に行く。フランスでも多くの日本料理店があるが、日本人経営のものは少ない。他のアジア系の人が経営しているのは、たいがい焼き鳥と寿司がメインである。ここも残念ながらそういうところだったが、まずまずおいしかったので満足する。
翌日は市内を回る。まず第二次世界大戦時のレジスタンスに関する博物館に行く。建物はさして大きくないのだが、どんどん地下に降りていくようになっており、レジスタンスの雰囲気を醸し出している。終戦までの抵抗の歴史が写真や様々な物品とともに詳しく紹介されていた。
続いて気分をかえて美術館に行く。ここでは女性の彫刻でたいへんヒップが奇麗なものがあったので感動する。ウエストラインからヒップの丸みまで、完璧である。
つらつら思うに(つらつら思うほどの事ではないが)足の部分が布で覆われており、その分おしりの丸みが効果的に強調されているのではないか。肩の上に天使がいたが、興奮で舞い上がる気持ちをあらわしているのだろうか?!(そんなことはない・・・)
美術館を出てスタンダール博物館に立ち寄る。ちなみにこの日は市内の美術館・博物館は無料で、昨日買った観光用パスが無駄だった事がわかる。
そろそろ帰りのTGVの時間が来た。予約席に座ると、隣も日本人だった。パリでシトロエン公園の気球に乗るのを楽しみにしているとのことだった。
グルノーブルより一路パリに戻る。