フランス右派予備選でフィヨン氏が優勢に

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<仏大統領選>野党候補、選出大詰め…与党現職は支持低迷

毎日新聞 11/22(火) 20:14配信    
 【パリ賀有勇】来年春のフランスの大統領選に向けた最大野党・共和党など中道・右派の統一候補を決める決選投票が27日に行われる。現職のオランド大統領(62)は12月中に出馬を判断する方針だが、下馬評は低く、最終的には、共和党候補と極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首(48)の争いになるとみられている。

 20日の共和党予備選第1回投票では、フィヨン元首相(62)が得票率44%で首位になり、ジュペ元首相(71)とともに決選投票に進んだ。敗退したサルコジ前大統領(61)が支持を表明したフィヨン氏が有利とされる。

フィヨンさん、あれよあれよという間にジュペ・サルコジを抜いて圧勝しちゃいましたね。この予備選の決選投票でも余裕で勝ちそうです。
この予備選、2ユーロ払えば誰でも投票できるそうで、ご本人がブームに乗ることが出来ただけでなく、大統領選を見据えた何らかの勢力も右派のフリして投票したのではないかと勘ぐってしまいます。
中道のジュペさんより、フィヨンさんが勝った方が都合のいい勢力はと言うと・・・。

  一方、与党・社会党のオランド氏は、高い失業率やテロ対策への不満を背景に低支持率にあえぎ、窮地にいる。「身内」だったマクロン前経済相(38)が無所属の独立系として立候補する意思を表明。元投資銀行員のマクロン氏は若者を中心に人気が高い。社会党予備選は来年1月で、オランド氏が党統一候補になったとしても、大統領選ではマクロン氏やメランション左翼党元党首と左派支持層の票を食い合い、共倒れになる可能性がある。

 台風の目はFNのルペン党首だ。欧州連合(EU)離脱を問う国民投票の実施や、移民の制限を掲げており、英国のEU離脱決定や「反移民」的な主張を繰り返すトランプ氏の米大統領選勝利で勢い付いている。ルペン氏は13日に放送された英BBCのインタビューで「(次は)ルペン大統領の誕生だ」と気勢を上げた。

 大統領選は第1回投票で過半数を獲得できなければ、上位2者による決選投票がある。各種世論調査では、第1回投票では共和党候補が誰であってもルペン氏が決選投票に駒を進めるとの結果が出ている。一方、決選投票になれば、「反ルペン」票が共和党候補に集まるとの見方も出ている。

 ただ、共和党のフィヨン氏は同性婚カップルの養子の迎え入れに反対し、イスラム教徒の女性用水着「ブルキニ」の着用禁止を求めるなど保守色が濃い。このため、フィヨン氏が党候補になれば「左派支持者は自宅に籠もるか、釣りに出かけるだろう」(仏誌ロブス)とされるように、中道寄りのジュペ氏よりも左派の支持を得にくく、ルペン氏に有利に働くとの指摘もある。

フィヨンさんはカソリックの影響が強い方とのことです。
ジュペさんより保守で、なおかつサルコジさんよりしっかりしているという感じなのでしょうか?

  英国のEU離脱を問う国民投票米大統領選では事前の世論調査を覆す結果となり、ルペン氏に対する危機感は与野党を問わず確実に高まっている。フィヨン陣営の広報官も「経済を立て直さなければ、ルペン大統領誕生は現実となる」と懸念を隠さない。

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仏大統領選第1回投票での与野党候補支持率

 ◇フィヨン氏が共和党候補の場合

(1)ルペン氏   29%

(2)フィヨン氏  20%

(3)マクロン氏  15%

(4)メランション氏13%

(左翼党元党首)

(5)オランド氏  10%

 ◇ジュペ氏が共和党候補の場合

(1)ルペン氏   30%

(2)ジュペ氏   26%

(3)マクロン氏  14%

(4)メランション氏13%

(5)オランド氏  9%

(調査会社IFOPが11月16~17日に行った世論調査による)

こういう数字を単純に見ていると、決選投票がルペンVSフィヨンとなり、本当に左派がみんな家に籠もるか釣りに行ったら、いよいよルペン大統領の誕生となります。
フィヨンさんの今の勢いが今後どうなるのかも気になります。