【6月12日 AFP】(更新、写真追加)フランスで11日、下院選の第1回投票が行われ、最終結果によると、エマニュエル・マクロンEmmanuel Macron)大統領の中道新党「共和国前進REM)」と、同じく中道政党で同盟関係にある「民主運動(MoDem)」の得票率が合わせて32.32%を獲得し、圧倒的多数を占める見通しとなった。
 仏内務省が12日午前1時30分(日本時間同8時30分)に発表した最終結果によると、共和国前進と民主運動は定数577のうち400~445議席を占める見通し。
 これに続くのが、大統領選で振るわず復活を期して臨んだ右派・共和党で、最終的な得票率は21.56%。議席獲得数は70~130議席になると予想されている。
 一方マリーヌ・ルペンMarine Le Pen)氏率いる極右政党「国民戦線FN)」は得票率が13.20%で、1~10議席にとどまるとみられている。大統領選でルペン党首がマクロン氏に手痛い敗北を喫し、同党がそこからの立ち直りに苦戦している様子がうかがえる。
 最大の打撃を受けたのはフランソワ・オランドFrancois Hollande)前大統領の社会党PS)で、200もの議席を失う見通しである上、同党の候補として大統領選に臨んだブノワ・アモン(Benoit Hamon)氏までもが、18日に行われる決選投票に残ることができなかった。
 投票率は過去最低の49%に落ち込んだ。これについて識者らは、マクロン氏の快進撃を目の当たりにした反マクロン派の間に、諦念が広がっていることの表れとみている。(c)AFP

第一回投票では、共和国前進が順調ですね。
外交での、マクロンさんの堂々とした態度が受けたのかもしれません。
ひとまずイメージ作戦は大成功といった感じです。
第二回投票では、他の党も身構えて臨みそうですので、予想とおりREMが伸びるのかなあとも思うのですが。
マクロンさんの若さが、そんな杞憂も突き破るのでしょうか?