106人の巨匠から西洋美術史を読み解く 画家事典 西洋絵画 編

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106人の巨匠から西洋美術史を読み解く
画家事典 
西洋絵画 編
田辺幹之助 監修
2014年6月1日 発行
玄光社 発行
 
レオナルド・ダ・ヴィンチからロイ・リキテンスタインまで、106人の画家について、上手くまとめられています。
やはり最初はダヴィンチになるのでしょうね。それ以前の画家はどうしても宗教画のイメージが強くなってしまいます。
「メデュース号の筏」を描いたテオドール・ジェリコー、32歳で亡くなるのですが、最期の言葉が「まだ、何もしていない」だったのですね。読んで胸が痛くなってしまいました。
あとこの本では「日本で見られる世界の名画」として、何点か紹介しています。
この中ではピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」と題された、ピカソ新古典主義の時代の作品がよかったです。
個人的にはピカソはいわゆるピカソらしい抽象画より、普通の人物画のほうが魅かれます。
スイスのバーゼルで見た、アルルカンの人物画も同じような構図でした。