土地とか家屋などの資産に課する税があるといえ、預金という資産にまで課税するのは凄い話ですね。
ただ、キプロスの場合、ロシア・マネーなどの税の逃れ先として利用されているという特殊な事情があるようです。
そのような地がEU、そしてその中のユーロ圏にあるのはやはりまずいんじゃないか、という考えも今回EUの強気の源となっているのでしょうか。
更にEUやキプロスの中には、キプロスの財政悪化に対し、暗にロシアに対して何らかの負担を求める声も出てきているようです。
キプロスといえば、ギリシャ系とトルコ系の対立で知られていますが、ここに来てEUとロシアの対立の場にもなってしまいそうです。
それにしてもギリシャやイタリアだけでなく、キプロスのような小国の動きにも大きな影響が出てしまうユーロ。安定化への道のりは険しそうですが、なんとか乗り越えてくれることを祈っています。