ルドヴィシの玉座(アルテンプス宮 ローマ国立博物館)

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これが「ルドヴィシの玉座」と呼ばれる、紀元前460年頃の作品です。
真ん中の女性は、愛と美の女神であるアフロディテであり、彼女の誕生の場面を表現しています。
両側の女性は季節と秩序の女神ホーラたちなのでしょうか。足のラインが布越しにやわらかく現われていますね。
水面に現れたアフロディテを優しく支え、下半身を布で包みこもうとしています。
この浮彫りは玉座のように見えており、それが命名の由来になっていますが、実際の用途は不明だそうです。
 
(エクラン 世界の美術 第七巻イタリアA  主婦の友社 を参考にしました)