朝焼けのマルセイユ

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レストランからホテルに戻る。
明日でマルセイユ三日目、やはり1日会場で軟禁状態。
更に、片付けなどで、晩遅くなるとの事だった。
せっかくマルセイユまで来て、本場のブイヤベースをいただいただけとは残念だ。もう二度と来れないのかもしれないのに。
ここは元気を出して、朝早く起きて、街中をうろついてみる事に決めて、大阪弁の響く頭の中を沈めながら、眠りにつく。

翌日、幸い早く起きる事が出来た。やはりこれも、昨日の大阪弁パワーを溜め込んだおかげだろうか。
それとも、薬味のガーリックがよく効いてくれたのだろうか。
ホテルの朝食もまだ始まっていない時間、外に出る。
とりあえず旧港をめざす。
路地の向こうに、朝日を反射する教会が見える。そちらから旧港に到着する。
港周りの建物も、斜光を受けて、橙色に輝いていた。
港のさざ波を見つめてから、左手を見上げる。
小山の上に、ノートルダム・ド・ラ・ギャルド寺院があった。
搭の部分、工事中なのが残念だが、それでも自分を招いてくる何かが、そこにはあった。
ガイドブックには標高154メートル、坂道20分くらいと書いてある。
どうしようかと思ったが、やはり行ってみたい。
大阪弁+ガーリックパワーを頼りに、標高0メートルから、狭い路地を抜けて、坂を登っていく。