シャンティイ城のフランス式庭園

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シャンティイ城から見たフランス式庭園など

 

シャンティイ城のフランス式庭園の画像です。
まずどこから撮ったかということですが、どうやら城内部からのようです。
濠が広がり、その向こうがフランス式庭園となります。
この庭園もお馴染みのル・ノートルにより設計されています。
五つの池のような水面があり、上下には円、左右には楕円、そして中央に短辺が曲線の長方形が設定されています。
現地でもらったフランス語のチラシをみるとLes Miroirsと書かれていたので、鏡を表現しているのかもしれません。
そしてこの庭園の左端に上下に伸びている小道は「哲学者の小道」(L'ALLE DES PHILOSOPHES)と呼ばれています。
これはラ・フォンテーヌ、ラ・ブリュイエール、ボシュエ、モー司教、ド・ラファイエット夫人、セヴィニェ夫人らが交流する文学サークル参加者にちなんでそう呼ばれたそうです。
大運河を越えたところに芝生が広がっています。
そのエリアはLE VERTUGADINヴェルトゥガダンと呼ばれています。
この元の意味は、15世紀末のスペイン宮廷モードに由来し、婦人服のスカートを広げるために用いられた枠つきのペティコート、とのことです。
よく当時の女性の肖像画で見られる、幅広いこんもりとしたスカートの元です。
それから転じて?(形から由来するのでしょうか?)、テラスなどに使われる芝生地、という意味もあるそうです。
ちなみにグーグルマップを見ていると、城のすぐ近くに同名のレストランがありました。

(ニコラ・ガルニエ シャンティイー を参考にしました)