逆光に抵抗するシャンティイ城

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シャンティイ
シャンティイの庭園をさまよった後、城のそばに戻ります。
逆光に負けじと、城の写真を撮っていました。
まず手前の塔のような建物は「宝庫塔」(La Tour du Trésor)と呼ばれています。
その名のとおり、二階の内部は「宝石の部屋」(Cabinet des Gemmes)と呼ばれ、七宝細工や細密画が展示されています。
その隣の少しへこんだ建物は、日本語パンフレットでは「楼台」という少しわかりにくい単語で書かれていました。
フランス語ではTribuneと書かれていました。その意味は演壇、傍聴席、大観覧席と辞書には載っていました。
画像をよく見ると二階はテラスのような感じになってますので、いわゆるそういう的な建物なのでしょう(笑)。
一階には階段もあり、庭園に出られるようになっています。
その庭園は「ヴォリエール庭園」(Le jardin あるいはparterre de la Volière)と呼ばれています。
Volièreは鳥小屋、(大型の)鳥かごという意味です。
庭園のサイズからそのような名称になったのかな、と勝手に想像してしまいます。
そして庭園から濠の水面に橋がかかってますが、これも庭園と同じようにヴォリエール橋と呼ばれています。
「楼台」の更に奥の建物の二階部分は「鹿のギャルリー」(Galerie des Cerfs)と呼ばれています。
ここには狩猟の様子を織り込んだタペストリーが飾られています。 
シャンティイ城の再建に尽力し、そのコレクションとなっている品々を収集したオーマール公の接待用食堂(1880年)だったそうです。