もっと知りたい シャガール 生涯と作品

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もっと知りたい シャガール 生涯と作品
木島俊介 著
東京美術 発行
2012年4月25日 初版第1刷発行

シャガールの人生と作品を
故郷ヴィテブスクの日々
旅立ち―パリへ
ロシアへの帰還
パリ再び
亡命、ベラの死
愛と幸福の南フランス
の各章にわけて解説、紹介しています

シャガールの原体験は、過去から継承している意識の持続として常に未来に向かって飛躍しようとしているのである。
これは、ユダヤ人の偉大な思想家ベルクソンのいう「生命の飛躍」「愛の飛躍」の思想に近い
シャガールもまた、「愛の飛躍」を讃歌しつつ、民族を超える開かれた世界を望んでいたことは確かである。ここに深い魅力がある

パリ15区、モンパルナスのアトリエ「ラ・リュッシュ」
ここにシャガールをはじめ、スーティン、キスリング、モディリアーニ、パスキン、レジェ、ザッキン(彫刻家)、マックス・ジャコブ(詩人・画家)、サンドラール(詩人)などが住んだ。

フランスの芸術が世界の中心であることを宣言する象徴的な殿堂、パリ・オペラ座
このドーム天井に、シャガールの宇宙天空が展開し、エッフェル塔モーツァルトパンテオンドビュッシー、万物が集いくる

ニースの国立マルク・シャガール〈聖書の言葉〉美術館
館内には『旧約聖書』の物語をテーマにした大作17点が展示されている。
コンサートホールを飾る3点のステンドグラスや、《天地創造》、庭に建つモザイク壁《預言者エリヤ》などシャガールの真髄に触れることが出来る空間である。