星の王子さま 70周年
新訳 星の王子さま
サンテグジュペリ 著
小島俊明 訳
2006年1月15日 6版発行
記事にあるとおり、確かに寓話、つまり辞書に載っている通り
擬人化した動物などを主人公に、教訓や風刺を織りこんだ物語。「イソップの―」
という感じなのですが、イソップのようにわかりやすいわけではなく、叙情詩のように感ずるままに書いているなあ、と思いました。
それゆえ最後の方はどんどんわかりにくくなっていき、最後には王子さまが消えてしまい、多くの?を残してしまいます。
まあそれも少年の心を持って、大人に反抗し続けたサンテグジュペリの遊び心なのかもしれませんが。
読者としては、献呈されたレオン・ウェルトと同じく、少年(少女)に戻って、一緒に遊ぶのがいいのでしょうね。
それにしても、記事の中には
以来、世界中で1億4500万部以上を売り上げ、270以上の言語・方言に翻訳されている。
とあります。
とあります。
つくづくわれわれ大人は数字が好きなんだな、と思ってしまいます(笑)。