湖に溶けゆく緑(グレンダーロッホ)

バスエーランの「グレンダロッホ&ウイックロウツアー」に参加する。
ダブリンから南、そして海側に向かう。
まずバスは、キリニー湾のそばに止まる。ちょうど向かいに小さな島があり、そこに石造りの砲台と小屋らしきものがあった。
続いてウイックロウの街中に入る。狭い街中を大きなバスが窮屈そうに進んでいった。ここまでの海沿いの一部は高級住宅地でもあり、U2のメンバーの別荘もあるとのことであった。
その後内陸に入っていき、アヴォカ手織物のショールームに行く。ここで手織物が展示されており、買うことも勿論できる。食事をするところもあったので、ここで軽い昼食をとった。
バスはメインの目的地、グレンダーロッホに着く。
ここには初期キリスト教の遺跡がある。石積みで出来た門、円搭、大聖堂跡がかたまっている。この大聖堂は小さく、かなり崩れかけている。
遺跡群から少し行くと、山に挟まれてた湖がある。少し霧がかかっており、湖の向こうが渓谷になっており、両側に見える山は、薄ぼんやりとしていた。湖は周りの緑をうつし、おだやかに水をたたえていた。
このあたりはハイキングコースにもなっている。バスの時間を気にしながら、進めるところまで進んでいく。
途中割としっかりと修復している石造りの建物があった。これは聖ケヴィン教会と言うらしい。
適当なところでUターンする。時間に余裕を持てないのはイヤなので余裕をもってビジターセンターに戻ってきた。
グレンダーロッホを発ち、ウイックロウの山の中を進んでいく。天気は曇りがちで、もやがかっているところもあった。
さる開けた渓谷の前でバスは止まる。遠くまで視界が広がる。その一番手前には黄色や薄紫の花が、けなげに咲いていた。