ダブリンの夜空はギネス色

今回泊まったフィッツモンンズ・ホテルはテンプル・バーの一角に位置する。
この周辺はカフェ・バーなどがたくさんあり、にぎやかな場所である。
ホテル内にはバーもあり、アイリッシュミュージックの伴奏にあわせたダンスなども披露してくれる。黒い衣装を着たお姉さんたちが一生懸命踊ってくれていた。
一度フロントからホテルに入ろうとした時、小休止で、そのお姉さんたちがフロントのそばでだべっていた。小さなホテルで、ちゃんとした控え室などは無いようだ。なんだか見てはいけないようなものを見てしまったような気がした。
ダブリンでは、たまたま友人もいたので夜は一緒に食事に行く。
夜は黒いギネスビールと共にアイリッシュシチューなどを食べる。食事が終わったあと、他の店にも行ってみる。
テンプル・バーのところでは、ロックバンドが演奏しているところを覗いたが、雰囲気が合わずやめておく。幸い、他で落ち着いたバーがあったので、そこでギネスビールを痛飲し静かに語り合う。
そこを出たあと、ホテルの近くにU2のボノとエッジが経営するザ・キッチンに行こうと言われる。しばらく地図に載ったいる周辺を探すが見つからない。
しばらくして、目立たない頑丈な入り口があり、ここがそうだと分かる。しかしなんとなく入りにくい雰囲気だったので止めておいた。経営者がU2のメンバーだというだけで、内容は特にU2と関係ないというのも、やめた理由の一つである。今考えていると、せっかくの機会だったので、覗いてみてもよかったかもしれない。
翌日の夜は、相方が前もって調べたところに行く。テンプルバーの南の方にあった。ここでは他の席の人が誕生日サービスを受けているのを見て、頼んでみたが、残念ながらサービスは無理だったようだ。
食事を終え、アイリッシュミュージックのセッションをやっているところを見つける。みんなビールを飲みつつ、リラックスして演奏している。こういうところが典型的なアイリッシュパブといえるのだろう。
そのうち、バイオリン奏者二人によるセッションが激しくなり、盛り上がる。
セッションが終わり、外に出てホテルに向かう。アルコールを飲みすぎるととかえってのどが渇くたちなので、ミネラルウオーターを買い、ホテルに持って帰った。