パリ・ルーベ まさかの大金星

久しぶりにパリ・ルーベを見ることが出来た。
前回見たのは、カンチェラーラの爆走のときだった。
今回もカンチェラーラは出場し、サガンとともに、第3グループを形成していた。
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しかしこの第3のサガンカンチェラーラグループ、トップグループやボーネンの第2グループになかなか追いつけない。
これは第3グループの足並みが揃わない、またサガンカンチェラーラのアシストが不足というのも理由だが、第2グループのボーネンのチームメート、トニー・マルティンの長い引きも大きい。
さすがマルティン、タイムトライアルエキスパートである。このような選手がチームのためにアシストしている姿にはいつも感動する。
そしてその焦りもあったのか、カンチェラーラは石畳の区間で落車してしまい、大きく遅れてしまった。
サガンも追いつけず、結局ボーネンを中心とする5人がヴェロドームまでなだれ込んだ。
ケイリン状態の中、レースを制したのは、オリカグリーンエッジのヘイマン選手。
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このゴールシーンを見ての通り、優勝したことはわかったようだが、ゴール直後しばらく茫然自失のような感じだった。
顔の長さなどから、水曜どうでしょうの大泉さんが深夜バスや絵葉書の旅でまずいルートを引き当てたときのような感じだった(笑)
個人的にはカンチェラーラを応援していたのだが、このような37歳のベテラン選手で、特に大きな成績を残していない選手がこのような大舞台で優勝する姿を見るのも嬉しいことである。
その後カンチェラーラもなんとかゴールして、引退も近いということでスイスの国旗を掲げて走ろうとしたらまた落車していた(笑)