カポ・ディ・ボーヴェ(牛頭)荘の遺跡(アッピア街道沿い、ローマ)

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この遺跡は、2世紀半ばの私的な浴場施設とのことです。
モザイクの床などが残っていますね。
個人でもこれだけの浴場が持てることから、裕福さが伺えます。
当時この一帯は、ヘロディアス・アッティクスという知識人により所有されていました。
彼は元老院階級で、なおかつ有数の資産家であり、更にはローマの哲人皇帝、マルクス・アウレリウスの師でもある人でした。
地位も財産も知識も兼ね備えた人だったようですね。
そして当時このあたりは、テッサリアの王がデメテルに献じたという聖地にちなみ、パグス・トリオピウスと呼ばれていました。