道を聞かれるのさえ怖いローマ

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サンタンジェロ城を見学した後、地下鉄に乗るために北の方向に歩いていきます。
その辺りは、オフィス街という感じで、ちゃんと区画整理されているような場所でした。
ローマのごみごみした街並みに慣れたあとでは、新鮮に感じました。
まあそれでもローマだったら、その代償として、この場所の下にはいろいろな遺跡が眠っているのかもしれませんが・・・。
しばらく歩くと、大通りに出ました。
広々としたきれいな通りです。こういう場所に出てくると爽やかな気分になります。後で調べてみると、もう少しヴァティカンよりだと、ショッピングエリアになるそうです。
そこで信号待ちをしていたら、若い女性から声をかけられました。
数日前カラカラ浴場の近くで詐欺師に引っかかった苦い思い出があるので、思わず身構えてしまいました。
逃げようとも思ったのですが、さすがに失礼な感じがして、そこまではできませんでした。
仕方なく恐る恐る答えます。
そうすると、地図を見せて、サンタンジェロ城はどこだと聞いてきます。
自分はちょうどそこからここまで来たところだったので、「ここからは南の方向だ、あの通りをまっすぐ行けば、サンタンジェロ城あたりに出られる」と答えます。
そうすると、とりあえず納得したようで、そのまま何もなく立ち去っていったので、正直ほっとしました。
ローマなど、ヨーロッパの大都市では、つくづく「人を見たら泥棒と思え」ということわざを強く意識してしまいます。
それでも、若い女性だったので、途中まで連れていってあげてもよかったかな、などとも思ってしまったのですが、さすがにそこまではやりすぎでしょうね(笑)。
 
(写真はサンタンジェロ城北の公園です。)