ウッフィツィ美術館前の
フェレンツェの偉人たちに見つめられながら
アルノ河に向かいます
パリにセーヌがあるように
フィレンツェにはアルノが欠かせません
美術館から真っ直ぐ行くと
アルノ河に転げ落ちるばかりなので
低い壁の前で立ち止まり
河の景色を眺めます
川面にはボートが浮かび
のんびり人を乗せてます
正月の朝の光が
水面とボートと人々を
のんびりと照らしています
向こうにはヴェッキオ橋が見えてます
この橋もやっぱり朝の陽の中で
のんびりと照らされています
でも本当のヴェッキオ橋は
そんな見かけとは違い
内部は宝石店
そして権力者の夢である
ヴァザーリの都市回廊をのせています
それでもやっぱり
この日この時ばかりは
のんびりとたたずんでいる
ヴェッキオ橋なのでした