ユーラシアの上空から

ヨーロッパ向けの飛行機に飛び乗る
薄暗い中、太陽を追っかけて西へ
シベリアの大地が薄暗く見える
地球が温暖化になろうとも
決して溶けそうにもないシベリアの雪

突然地上に現れた光の群
街の光にしては少し不自然な格好
空港か、はたまた軍の巨大基地か
広大なシベリアのちょっとした不思議

更に太陽を追う
空の上のラインだけがかすかに明るい。
長いロシア上空を経て、
バルト海を突き抜けてヨーロッパに入る
ポーランドの大地を経て、いよいよドイツへ
フランクフルト空港に降り立つ
外は雨
フランクフルトは泣くが如し