ブロワ城の螺旋階段

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ブロワ城で次に紹介する建物はルネッサンス様式の棟である。
ここは「城造りに夢中な王様」フランソワ1世の処女作で、1515年から工事を始めた。
そしてここに八角形の塔になった螺旋階段をはめこんだ。
この階段はファサードから半分突き出した所にあり、中庭でのスペクタクルを見物するバルコニーとしても使うことができるようにしている。
この階段がブロワ城の一番の見ものと言ってもいいかもしれない。
もともとフランスワ1世は両翼を造るつもりだったが、シャンボールの城に興味が移ってしまい、そちらに移ってしまった。
そしてシャンボール城でまた螺旋階段を造った。
これはダヴィンチのアイデアもあったそうで、上がる人と下がる人がすれ違わなくてもいい二重の螺旋階段になっている。

(絢爛たるロマンと追憶に心解き放たれる フランス ロワール古城めぐり (講談社)を参考にしました。)