アミアンの大聖堂の羞じらう後ろ姿
アミアンの駅から、大聖堂方面に向かいます。
そしてまず、画像のような、大聖堂の後ろ姿に出逢いました。
この角度だと何本もの補強用の梁が目立ちます。
もともと大聖堂は神々しさを出すため、内部の高さを追求しています。
更にアミアン大聖堂は東側、つまり後ろ側に縦長のステンドグラスが密集しています。
つまりかなり脆弱な構造になっており、それを補うためには外側の多量の梁、飛び梁が必須です。
梁にも装飾は施しているようですが、基本的には縁の下の力持ち、的な役割です。
威風堂々としたファサード(正面)や横からの姿、更に内部の神秘的な雰囲気と違い、このような角度で見られるのは、恥ずかしいことかもしれません。
でも地味に支えて維持し続ける姿も、やはり一つの神々しい姿であると言えるでしょう。
この姿を心に刻みながら、大聖堂正面に廻っていきます。