レオナルド・ダ・ヴィンチの「聖ヒエロニムス」(絵画館、ヴァティカン美術館)

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この作品は、レオナルド・ダ・ヴィンチの「聖ヒエロニムス」です。
普通画家はモデルの存在があって、それを自分の個性で膨らましていくような手法をとっていると思いますが、ダヴィンチは全く違うようです。
モデルがあり、それを一旦自分の中に完全に取り込んで、破壊します。
そして改めて自分の中で再構築している、と感じます。
この作品の斬新さ、そして結局未完成に終わらざるをえなかったのは、結局彼の中で「破壊と創造」が絶え間なく行われていたからではないか、と思った次第です。