円形の間(ピオ・クレメンティーノ美術館、ヴァティカン)

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ピオ・クレメンティーノ美術館の「円形の間」に入ります。
シモネッティの設計によって造られています。
屋根は写真の通り丸屋根となっています。これはパンテオンをイメージしているそうです。
そう言われれば確かにパンテオンの面影がありますね。
 
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円形の間の作品です。
向かって右の銅色が輝く作品はヘラクレスの像でしょうか?
あと左端の胸像はゼウス像でしょうか?
そう仮定して話を続けると、もともとは紀元前330年ころに、ブリュアキスという人により、原作がつくられたそうです。
彼の特徴として、力あふれる頭髪表現と、眼下の深い影をつくる眼だそうです。
もちろん、この模作(オトリコリのゼウスと呼ばれる)がどの程度原作に忠実かは、はっきりしません。
(エクラン 世界の美術7 を参考にしました)