ボローニャの急勾配の激走(ジロデイタリア 第14ステージ)

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ジロ・デ・イタリア第14ステージ、この日はボローニャまでのコースである。
ディルーカ有するLPRのチームがレースを引っ張る。
本来はマリア・ローザのチームが引っ張るべきなのだが、解説によると、先行グループに追いついて、ディルーカのポイントをあげたいという狙いがあるようだ。
ただこのため、LPRのメンバーにとっては余計な疲労を蓄積してしまったかもしれない。

最終盤、ボローニャの街をぬけ、急勾配の坂を登りゴールである。
その坂沿いには、ボローニャ名物のポルティコが沿っており、なかなか風情がある。
そこをえっちらおっちらと一生懸命に登る選手たち。
興奮して選手のそばに寄ろうとする観衆を、ディルーカが一喝しているのが面白かった。

結局1位は見事逃げ切ったジェラン。
また、最後の最後でリクイガスの選手が走り抜けたせいで、総合2位のディルーカが3位以下にわずかながら差を増やすことができた。
このリクイガスというチームには、エース級が二人おり(ペリツオッティとバッソ)、結果的に同じチームでバッソの足を引っ張ってしまった。
いかにもチームと、個人のエゴの微妙な関係が現われてしまった出来事だった。

(写真はJ SPORTSのHPからです。)