ロカ岬行きのバス

前回、シントラまで電車で行ったと書いたが、それに対して(この拙文別のブログにも転載しているのです)、その電車でご友人が数度携帯電話を脅し取られた、とのコメントをいただいた。携帯までも脅し取るとはタチが悪いような気がする。パリなんかでも郊外電車はあまり治安が良くない。ヨーロッパ共通だと思うので気をつけましょう。

さて、シントラ駅からバスに乗りロカ岬を目指した。
バスはくねくねと田舎の小さな村々の間を走っていく。途中、村の広場で野外市場をしていた。バスを降りて立ちよりたかったが、次のバスがいつになるかわからないので、窓から眺めるにとどめる。
また廃線跡などもあり、田舎の風情が出ていた。

バスは海の方に近づいていく。どこで降りたらいいのかよくわからない。そのままカスカイスという終点の町まで行ってしまったらどうしようなんて思ってしまう。
途中、観光客らしい東洋人の男がバスを降りていった。なぜこんなところで降りるのだろう、間違えているのかな、いや間違えているのは俺だろうかなんて、いちいち心配になってしまった。

しばらく行くと、海へのパースペクティブが広がってきた。
そして岬の風景が広がる。ついに到着した。
幸い天気にも恵まれた。
目を見張りながら、バスから降りる。