コロー作「アヴィニョン、教皇の城(ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン)(都市風景画を読む より)

コロー作「アヴィニョン教皇の城(ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン)」1836

 

この絵画はコロー作「アヴィニョン教皇の城(ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン)です。1836年の作品です。

著者は題名に「ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン」とあることから、アヴィニョンの街からそこを目指します。

アヴィニョンからレンタル自転車を借りて、ヴィルヌーヴ・レザヴィニョンに向かいましたが、丘陵地区であるせいか、チェーンが外れたり、タイヤがパンクしたりして大変だったそうです。

しかしどうも、そこからの風景はこの絵画とは違っていたようです。

題名に誤りがあったようですね。

あきらめて、アヴィニョン旧市街に帰る途中、エドゥアール・グラディエ橋の中央地点あたりからの構図が近いとわかりました。

半年後、改めて調査すると、視点場は下の地図の矢印の起点だということが判明しました。

 

アヴィニョンヴィルヌーヴ・レザヴィニョンの地図

 

自分がアヴィニョンを訪問した時は、徒歩で橋を渡り、フィリップ美男王までたどり着き、教皇宮殿を眺めました。

しかしそこで力尽き、夕方だったこともありヴィルヌーヴ・レザヴィニョンへの道は諦めました。

もし再びアヴィニョンに行く機会があったら、ヴィルヌーヴ・レザヴィニョンのサン・タンドレ要塞から教皇の城を、教皇を支配し監視し守ろうとする気持ちで眺めてみたいです。