サン・テティエンヌ大聖堂の南塔そばの部分(ブールジュ、フランス)

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ブールジュのサン・テティエンヌ大聖堂

大聖堂の真後ろから、少し左に移動します。
全貌が見えてきました。
とんがり屋根の塔は南塔となります。
そのそばに別の建物のように見える部分がありますが、これは大聖堂に付随しています。
少し不自然な構造に感じます。
過去の歴史を調べてみると、14世紀初頭に南塔が傾いたため、脇を巨大な控え壁で補強したそうです。
その名残が補修工事を経て、現在の姿を導いているのかもしれません。
建物自体は壮大ですが、構造は脆弱なゴシック大聖堂ならではの改築史といえます。

 

(週刊ユネスコ世界遺産 第41号 を参考にしました)