橋下氏は平成日本のチェーザレ・ボルジアか

橋下さんが大阪を制圧した。
やはり若くて元気で、弁が立つ人は強い。
ある意味、マキャヴェリが理想化した君主に近いのかもしれない。
ということで、どうしてもチェーザレ・ボルジアを思いだしてしまう。
父の教皇権を最大限に利用してのし上がったように、橋下氏は派手な言動でメディアを利用してのし上がっていった。
また、戦争、現在でいえば選挙のタイミングも絶妙である。
本来、府知事がその内部の市長になろうとするのは考えにくいことである。
それでも敢えて勝負に打って出て、見事勝利をおさめた。
相手はマジョーネの乱のごとく、連合して橋下氏に対抗したが、しょせんは烏合の衆で、あっさり打ち破ってしまった。
チェーザレ・ボルジアは、乱で敵対した相手を壊滅させた時、マキャヴェりにこういった。
「イタリアの災いの源を滅ぼしたのだ」と
今回、敗れた側が、既成政党の連合体だったため、日本全体に影響も大きい。
 
さて、これからどうなるのだろう。
チェーザレ・ボルジアはこの後、父が死に、自分もマラリアにやられ勢力を落とし、野望途中で亡くなってしまう。
橋下氏は、大阪都構想を具体にまとめ上げ、周辺地域にも影響を与え、更に日本全体を支配するようになるのだろうか。
目が離せない。