宮下志朗 著
白水社 発行
1996年7月10日 発行
温泉でアペリティフを
国境の向こう側
マントヴァの白日夢
聖母に捧げる競馬
レースに参加できるのは10地区。前年参加できなかった七地区が優先的に参加し、あと三枠は抽選になる。
馬は抽選で割り当てられるが、騎手は金で雇える。
敵対するコントラーダ(地区)があるが、一方的に憎しみを持つコントラーダや、全く中立のコントラーダもある。
ある家事日記について
『グーベルヴィル殿の日記』
16世紀中葉のノルマンディの田舎貴族の日記
哲学者の三木清による三種類の人間
・スキャンダルやハレに強く引き付けられる人間。軟文学と結びつく
・英雄伝などを好む、上昇志向の人間。受け皿は大衆文学というが、今なら司馬遼太郎や塩野七生か
・日記や自叙伝を愛する人びと。彼らには心理小説が用意されている。p76
いつかグダンスクへ
ブールジュの密会
自伝としてのファッションプレート
マテーウス・シュヴァルツ(1497-1574)
フッガー家の会計責任者
『服飾自伝』を残す
メムリング再び
預言者の果実
『ティル・オイレンシュピーゲル』より
絞首台上の奇跡
『ティル・オイレンシュピーゲル』の謎
無銭飽食の手引き
ブロワへの旅
田舎領主の家事日記を訳す