法王宮殿そばのノートルダム・デ・ドン大聖堂(アヴィニョン)

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アヴィニョンのPlace du Palais(宮殿広場)にたどり着きます。
この広場から法王宮殿を見上げます。
正面から見ただけでも、宮殿というよりかは、要塞のような感じがします。
2つの尖塔の下が入り口となるシャンボー門です。
一番左側の塔は法王宮殿の一部ではありません。ノートルダム・デ・ドン大聖堂です。
もともとは12世紀にアヴィニョン司教座のある聖堂として建設されました。
14世紀に教皇庁アヴィニョンに遷居されてからは、教皇にふさわしい格式を備えるため、たびたび改修・拡張が行われました。
画像に写っている鐘楼は15世紀に完成したもので、高さは38mです。
その上にはこの大聖堂にふさわしく、金色に輝く聖母マリア像が鎮座しています。
こちらは1859年に設置されました。
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法王宮殿のカンパーニュの塔の隣にそびえるノートルダム・デ・ドン大聖堂です。
この塔の聖母マリアは幼子イエスを抱いていないように見えます。
その代わりに両手を前に差し出して、人々を抱こうとしているようにも見えます。
聖母マリア信仰の深さを感じます。

(週刊ユネスコ世界遺産第30号、南フランス古代文明紀行、ヨーロッパの古城 城郭の発達とフランスの城 を参考にしました。)