カンペールの街並み・その2(ブルターニュ地方、フランス)

イメージ 1

高台の、更に高い所に移ります。
建物を上ったのではありませんが、漢詩の「更に上る一層の楼」というフレーズを思い出しました。
カンペールの統一の取れた街並みの美しさに感服します。
美しさの理由として
・屋外用広告などの巨大看板が無い
・屋根の色調が黒系統でほぼ統一されている
・大聖堂以外の建物の高さも抑えられている
などが考えられます。
日本での均整の取れていない高さや色の街並み、さらには雑多な屋外広告看板に慣れた目からすると、非常に新鮮に映ります。
慣れ、という物は恐ろしいもので、醜いものであっても鈍感になってしまいます。
規制というと悪いイメージの方が強いのかもしれませんが、街づくりにおいては、個人のエゴを抑え、公の精神を表現するため、コンセンサスを取りながら制限していかざるを得ないようです。