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【8月26日 AFP】イタリア市民保護局は26日、同国中部で発生した大地震による死者が267人になったと発表した。367人が負傷して病院で手当てを受けているという。
 24日未明の地震発生から3日目を迎え、救助隊員らは懸命の捜索活動を続けているが、市民保護局によると25日夜から26日朝までに見つかった生存者はいないもようだ。
 イタリア政府は被災地に非常事態を宣言。マッテオ・レンツィ(Matteo Renzi)首相は緊急支援としてまず5000万ユーロ(約57億円)を拠出するとともに、新たな地震対策を講じると発表した。
 イタリアでは7年前、近隣のラクイラL'Aquila)で起きた地震で300人が死亡しており、なぜ今回もこれほどの犠牲者を出すことになったのか疑問視する声が出ている。(c)AFP

同じ地震国に住むものとして、全く他人事には思えません。
7年前にも近くで大きな地震が起こったとのことですが、その教訓が生かされていないように思います。
その理由として
①特に歴史的建物は耐震構造にし難い。
②そもそも国も地方自治体も財政赤字でお金が無い
③たとえお金を捻出できたとしても汚職などの不正で本当に必要なところまでに届かない
などが考えられます。
イタリアはそもそも歴史的文化遺産が多く、今回でも損害を受けたのが293件で、うち50件が深刻な状態だそうです。(産経新聞 8月26日(金)18時10分配信 より)
魅力ある歴史的街並みと、政治的な不正が共存してしまっているイタリアの現状が表出してしまったような気がします。