霧の中のアタック合戦 ブエルタ・ア・エスパーニャ第14ステージ

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ブエルタ・ア・エスパーニャ第14ステージ、コースはスペイン北部である。
南部でのレースと違って、暑さもほどほどだが、そのコンディションの変化もまた選手にとっては大変そうである。
コース自体は地図で見ると海に近いが、地形は高原から山岳となる。
レース途中、高原地帯を走っていく。きれいな湖沿いに走っていく。白・黒・茶色の牛さんがのんびりしているようなところであった。
レースも総合争いはのんびりいくのではないかと解説の方は予想していたが、終盤の山岳で動きがあった。
終盤は山頂ゴール。そして写真のように霧に覆われて視界の悪い状態だった。
そんな中、ステージは五人の先行グループが集団に飲み込まれることなく最後まで行き、度重なるアタックに率先してついていったデマルク選手が堂々の優勝である。
この「率先して」という態度が、自転車ロードレースでは自分の勝利にマイナスになることも多いのだが、そんなことなくちゃんと報われたのはめでたい事である。
総合争いは、こちらも霧の中アール選手がアタックしたが、体調不良といわれていたキンタナ選手が付いていき、結局他の選手も追いついた。
アール選手が総合首位を守ったものの、アタックが報われなかったのは残念である。