ここが一番おもしろい 世界史と日本史裏話大全
ここが一番おもしろい
世界史と日本史裏話大全
歴史の謎研究会 編
青春出版社 発行
2015年8月5日 第1刷
原始・古代から近現代まで、世界史・日本史の裏話について述べています。
なぜこうなったのかという理由を書いているため、わかりやすくて楽しい歴史の教科書という感じです。
しかしその聖骸布自体、破片を鑑定すると1260~1390年に作られた偽者だという結果が出ている。
(正直このような聖遺物自体、ほとんど信用できないですからね)
ローマ貴族の多くが子供に恵まれなかったという。その理由は彼らの体が鉛毒に汚染されていたからだと見られる。
配水管に鉛管が使われていたため、飲み水には常に鉛が溶け出していた。また鉛製の鍋や食器が使われていたこともあって、当時の人々は日常的に鉛を摂取していたと考えられるのだ。
(この件について、塩野七生さんの「ローマ人の物語」では否定的に書いていた。鉛管だからといっても、水は流しっぱなしだったので、鉛はほとんど溶け込まなかった。また、水の石灰の成分が鉛管に付着していたのも鉛を防いだ、とあった。)
聖徳太子とキリストの誕生説話が似ているのは、聖書を模倣したからだ、という説がある。
伊能忠敬の地図は実際には使われなかった。
幕府がその正確さに驚き、とりわけ外国人の目に触れさせないようにしまいこんでしまったからである。
その後、1861年、イギリスが幕府に日本の海岸線の測量を要求したとき、役人が持っている忠敬の地図に気付き、その正確さに驚き、測量を中止したというエピソードがある。
(確かに歴史と言うものが物語の積み重ねだとも言えますからね)