L字型のアゼ・ル・リドー城館(ロワール地方、フランス)

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城内に入って、まず内部の見学をしたはずですが、写真は一枚も残っていません。
現地でもらったパンフレットによると、まず二階から見て、地上階に行くようなルートになっていたようです。
部屋の中にはフランソワ1世の寝室もあったようですが、城主は彼ではなく、もともとはジル・ベルトロという王の顧問官で財務長官で、なおかつトゥール市長を兼任した人でした。
しかしベルトロは汚職の疑惑を受け、未完成の城に妻を残したまま自由都市メッスに逃亡します。
フランソワ1世は没収したジルの財産をイタリア遠征の戦友であったアントワーヌ・ラファンに与え、ラファンの手で城は完成しました。

城外に出て、この画像の角度からだと城がL字形だということがわかります。
またスレートぶきの円錐形の屋根と一部の防衛施設がゴシック様式ですが、その他のすべてルネッサンス様式となっています。