シノン城のボワシィの塔(ロワール地方、フランス)

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シノン城のミリュー(中央・真ん中)の城郭から西端のクードレイの城郭まで行きます。
画像はそこにあるボワシィの塔です。もともと12世紀に建てられました。その中では礼拝堂のような部屋もあったようです。しかし同じ城郭内にサン・マルタンの礼拝堂ができると、その機能はボワシィの塔からは無くなりました。
このシノン城はあと東にサン・ジョルジュの城郭があり、それぞれの城郭内には必ず礼拝堂が設けられました。
当時はカトリックが最高潮に達した時で、一日たりとも信仰なしには生活が出来なかったので、狭い城郭内でも、それぞれ別個の礼拝堂を設けたようです。
 
(現地のパンフレットおよび「ヨーロッパの古城」(吉川弘文館)を参考にしました)