こういうニュース一つ見ても、遺跡を保存することの難しさを感じます。
遺跡は確かに過去からの遺産で、それを観光に利用できますが、決してそれにすがるだけではありません。しっかり維持管理し、未来につなげていくことは重要な責務です。ただしそのためには現代人の心とお金の余裕にかかっているようです。
現代、どこも国や地方自治体もお金に苦しんでいる中、なんとか民間の力にすがれるものならすがりたいものです。
イタリアの新首相のレンツィさんも、フィレンツエの市長経験者なので、その苦労は骨身にしみておられるようです。
そういえば以前、修繕中だったピッティ宮の正面に、大きなポスターを見かけたのですが、それもこのような民間スポンサーだったのでしょうか?
これが更に進むと、ネーミングライツのようなものも出てくるかもしれません。
そこまではさすがに無理でしょうね(笑)。