ターナー展より 湖に沈む夕陽

イメージ 1
 
ターナーの生前に公開されなかった作品については、この「湖に沈む夕陽」を含め、何の主題を描いたのか、また何を意図したのか、更には完成した作品とターナー自身がみなしているのか、などなど判断の難しいものがあります。
ひとまず純粋にこの絵を見ると、彼の代表作「雨、蒸気、速度-グレートウェスタン鉄道」(今回のターナー展では展示されていない)と同傾向に見えます。
更には、その後のフランスの印象派への道を指し示しているような感じもします。
このような作品によって、ターナーという画家の正体を、一層ミステリアスな存在に高めているような気がします。