神戸のターナー展を見る以前に

昨日、神戸市立博物館で開催したターナー展に行ってきました。
幸い記念講演会にも参加でき、いろいろ思うところもあるのですが、まずはターナー展までのターナーのイメージを振り返って見たいです。
 
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学生の頃、教科書で見た絵画「雨、蒸気、スピード-グレート・ウェスタン鉄道」です。(wikからiの画像です。この作品は今回の展示会には出ておりません)
ターナーの一番おなじみの作品だと思います。
この作品は、2000年の12月30日、ロンドンのテートギャラリーを訪問したときに実際に目の当たりにし、感動しました。
今はナショナルギャラリーに展示されているとのことです。確かにテートギャラリーで見たように思うのですが、何か勘違いしているのかもしれません。
他にもターナーの作品がありましたが、どれも同じような霧の作品で「似たようなのばっかしだなあ」と思った記憶があります。
もちろん、細かい違いはあるのでしょうが、鑑賞眼が養われていなかったので、そう単純に思ってしまったようです。
その後、フランスの印象派の絵画を見るにつけ、ターナーの影響も強いな、ということ、そしてターナーがすでに新しい時代を切り開いていたな、という思いも持ちました。
しかし今回のターナー展を鑑賞すると、それだけの人ではない、更なる多様な面を持っている人なんだなあ、と強く感じることが出来ました。
今後、述べていきたいと思います。