ジロ・デ・イタリア第二ステージ イスキア島のきまぐれな風

ジロ・デ・イタリア第二ステージ、場所はナポリ近くのイスキア島である。
地図では本土のすぐそばに見えるが、フェリーでは一時間半かかるそうだ。
選手だけでなく、スタッフの皆さんも大変である。
島のコースはチームタイムトライアルにしては結構難しそうである。
以前、ジロでヴェネティアのリド島でチームタイムトライアルをしていたが、その時は道もまっすぐで、いかにもタイムトライアルには向いているなと思ったものだった。
ただ道はイタリア南部には珍しく、結構きれいに整備されていた。何週間前かにちゃんとこのレースのために整備したらしい。何かと財政的に大変な時期なのに、さすがジロである。
ただその一方主催新聞社のガゼッタ・デル・スポルト紙はこんな大切なときにストだったそうだ。まあスト決行の作戦としては大切な時期にする方がより攻撃的、効果的なのだが、なんだかなあ、という気がする。
 
レーススタートは9人の選手がいっせいに並び、後ろに一人ずつ女性がつく。女性陣もさすが南だけあって南方系が多い。壮観である(笑)。
優勝したスカイは、前半の方にスタートした。これが結構大きかったようだ。
というのも後半スタートしたチームが、軒並み不出来だったからである。
風向きが前半と後半でかわったことにより、後のチームには不利だったらしい。
このステージの優勝により、マリアローザも移動したが、エースのウィギンス選手ではなく、アシストであるプッチョ選手がゲットしたのは幸運だった。
同じチームなら、前日の順位で決まるらしい。まあイタリア人なので、地元にとってもよかったと思う。