グルノーブルの裁判所(フランス、イゼール県)

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このいかに由緒ありそうだなあと思わせる建物は、サンタンドレ広場の一画にある、グルノーブルの裁判所です。
13世紀にはこのあたりには刑務所があったそうです。
グルノーブル出身の作家スタンダールの「赤と黒」の登場人物であるジュリアン・ソレルのモデルとなった人物、アントワーヌ・バートがそこに収容されていたそうです。
この建物(1453年、もともと議会棟だった)のファサードはいろいろな様式で構成されています。
一番古い部分はゴシック様式でした。
そしておそらく1510年ごろイタリア様式の装飾が付け加えられました。
さらに16世紀中葉に造られた青い石灰岩の部分はルネッサンス様式です。
建物の内部は16世紀に造られた木製の羽目板や、17世紀にグルノーブルのすぐれた職人により造られた天井が称賛されています。
 
グルノーブル市観光案内所作成のパンフレットThe Stendhal Tourist Circuitを参考にしました)