マルキア・フェリーチェ水道橋(ローマ)

イメージ 1
 
イメージ 2
 
 
水道橋公園にあるもう一つの水道橋である、フェリーチェ水道橋に戻って行きます。
最初クラウディア水道橋にいくときに、この上を通る鉄製の簡易階段を渡りました。
この水道橋の名前ですが、宮内庁のHPに載っていた皇太子殿下ご訪問時のスケジュール表には、「マルキア・フェリーチェ水道橋」となっていました。
調べてみると、もともとこの水道橋は、紀元前144年、法務官のマルケウスにより着工し、彼の名にちなんでマルキア水道と呼ばれました。そして538年の蛮族侵入に使用されなくなりましたが、16世紀後半に導水管が地上を通る場所は、マルキア水道のあとを利用して水道橋が建設されました。
そのときにフェリーチェ水道と名づけられたようです。
更にその後1870年に、近代的な水道として再生されることなり、現在も使用されています。
 
ローマ人の物語 および佐々木学氏の論文を参考にしました)