パンテオンを出て、サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会に入ります。
ここの内部はかなり暗かったです。

左下に小銭を入れるところがあります。
お金を入れると、ライトが点き、像を照らす仕組みです。
誰かがお金を入れてくれないかな~と思ったのですが、残念ながらその気配がなかったので、仕方なく(笑)自分で小銭を投入しました。
そうすると・・・

このようにライトが点き、キリストの像がくっきりと浮かび上がります。

キリストはユダの裏切りで捕まり、一晩中牢獄で鞭でしばかれます。
そして翌日十字架を背負い、ゴルゴダの坂を刑場に向かって上っていきます。
かなり心身ともに疲れていたはずですが、この像では弱々しい気配は微塵も感じさせません。
それどころか、たくましさに満ち溢れているといえましょう。
そして視線は直後の刑死ではなく、復活から更にはるか未来を見据えているようです。
まさに、ミケランジェロの面目躍如たるものがあります。