哲人皇帝と美少年の胸像(アルテンプス宮、ローマ)

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向かって左の胸像は、マルクス・アウレリウス帝だと思います。
161年に帝位につきましたが、飢饉や水害、そして戦役や暴動、蛮族の侵入などに悩まされることになります。
これらに対する処理に追われる一方、哲人皇帝らしく「自省録」という書物も残しています。
 
右側は、アンティノーと呼ばれる美少年の胸像です。
彼は、7年間にわたりハドリアヌス帝の寵愛を受けていました。
しかし22歳で、ナイル河に身を投げ、溺死してしまいます。