アルデンヌの山を越えて河を渡り(自転車ロードレース)

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先日の日曜の晩はベルギーのワロン地域のアルデンヌ地方、リエージュを中心とする自転車ロードレースを見る。
コースは今までの平野中心のレースと比べると、いかにも山がちである。
そして時々その渓谷の間を走っている川にかかる橋を渡っている。橋によっては両側に欧州各国らしき旗が飾られている。そういえばディナンの橋もこんなのだったなあと思い出す。
沿道で振られている旗はさすがにベルギーの旗が多い。フランドルのレースではフランドルの旗が多かったように思うが、それとは対照的である。
またレースの画面表示も当たり前ながらフランス語であった。
 
レースは終盤、二人のトップグループと三人の後続となった。
この三人のうちには、地元出身のフィリップ・ジルベール選手がいた。道路にはフィリップの愛称であるPhilの字がたくさん書かれており、地元の期待が伺える。
このようなロードレースでは、コースを熟知しているほうが有利なので、地元出身はアドヴァンテージがあるのだが、かといってそれが絶対的なものではない。
それでも折角ならば地元の選手に勝ってほしかったので応援していた。
三人の後続から、ジルベールが抜け出した。やはり地元の期待を一身に背負っているため頑張ったのだろう。ひょっとしたら前の二人に追いつくかと思ったが、期待むなしく途中で力尽きた。
結局前の二人がゴール付近まで競ったが、最後の最後でカザフスタンの選手が振り切り優勝した。
インタヴューでは流暢なフランス語と、少しだけ英語で行われたが、フランス語のほうが上手そうだった。
 
(写真は大会HPからです)