オランダの微妙な青空(アムステルゴールドレース)

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今週の日曜の晩も、ヨーロッパの自転車ロードレースを観戦することができた。
今回は、オランダを舞台とする「アムステル・ゴールドレース」と呼ばれるものである。
アムステルとあるので、アムステルダムを中心とするレースかと思ったが、そうではなく、スポンサーのビール会社に由来するものらしい。実際の場所は、条約名にもなっているマーストリヒト周辺のようだ。
このレースにも、例のアイスランドの噴火による、航空機のキャンセルがかなり影響した。
ジュネーブからレンタカーを借り、選手二人で交互に運転しながら、オランダに来た例など、みんないろいろ苦労していたようである。
それでもまだ到着できたのは良い方で、結局めどが立たず、棄権した選手も多く見られた。
また飛行機の飛行禁止ということで、中継用のヘリコプターの使用も危ぶまれていたそうだ。
天気は見事に晴れ渡っていたが、心なしか日が翳っているようにも感じた。それが噴火の影響か、この時間、この季節のオランダの空はこんなものなのかはなんともいえないが・・・。
 
コースはやはりオランダらしく、平坦部分が多い。のんびりとした田園の風景はやはり魅力的である。
それでもカーブは結構多く、選手を追っかけているバイクからの映像だと、ジェットコースターに乗っているような感じになる。
レースは6人の先頭集団を、大集団が追っかける。解説の方によると、各チームのまとまりがあまりとれていないのではないか、とのこと。やはりいつもと違う移動の疲れや欠場選手のためらしい。
先頭集団が吸収されたあとも、微妙な駆け引きを繰り返し、ゴール近くなって再び集団となる。
そしてゴール直前の坂で、ベルギーのワロン地域出身のジルベール選手が抜け出し、見事優勝した。名前だけ見ると、フランス人かと思っていたが、ベルギーのワロン地域と聞いて納得した。
それでもインタビューは、やはりオランダということもあってか、最初はオランダ語フラマン語?)、それから少し英語で行われていた。
 
(写真はJ SPORTSのHPからのものです。このHPでは最近たきもとかよさんの選手紹介のマンガが載っており楽しいです。)