カラカラ浴場周辺の詐欺師?

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車に向かって振り向くと
運転席の白人の中年男性が
地図上のコロッセオを指差し
ここに行きたいのだが
今いるところはどこなのかと
英語で聞いてきました

カラカラ浴場のところは
その地図では切れており
ここはもっと南だと答えます
そうすると話を続けて
自分はパリからやってきて
衣類を売りにきたのだがということで
確かに車内には新品の包装された衣服が積まれています
こちらもパリに住んでいたことがあり
今は日本に住んでいると答えると
親しげに握手を求めてきて
日本のどこの街かと親しげに聞いてきます
そして手元の半そでスウェットシャツを渡し
これをやると言った後
ガソリン計を指差し
ガソリンが足りないがお金がない
好きなだけでいいからお金を出してくれないかと言ってきます
戸惑っていると
更に革ジャンまで一緒に袋に入れて渡してくるので
仕方なく10ユーロ渡すと
もう10ユーロと言ってきます
こちらも服を渡されている勢いで
もう10ユーロ渡してしまいました
すると更に10ユーロといってきたので
その服が荷物になることもあり
それなら服は返します、と二つの衣類を突っ返すと
それならもういいよ、と言って、そのまま車で去っていきました

上手く乗せられてしまったことを
後悔したが後の祭り
買った衣料は仕方なく
かばんに何とか詰め込みます

ホテルに帰ってから
衣料を確認してみると
どちらも中国製で
20ユーロの価値があるのかわかりません
ますます悔しくなりましたが
まあ20ユーロで済んだことだし
なおかつブログのネタもできたんだと
自分で自分を励ますのでした

(写真はカラカラ浴場正面中央部です。このあたりが野外オペラでの舞台や観客席になるものと思われます。)