革命記念日の平坦なフランス(ツール・ド・フランス第10ステージ)

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第10ステージは7月14日、フランスは革命記念日
コースはリモージュ~イスーダン。フランス中部の割と平坦なコースで、緑の木々、刈り取りの終わった麦畑などの美しい田園の中を選手は走る。
白い牛がのんびり寝そべっている姿や、かたつむり(エスカルゴ?)が選手の走っている道路を渡ろうとしている姿を、わざわざアップで映し出していた。(そのかたつむりは無事だったのだろうか?)
この日は選手への連絡用の無線が禁止だったこともあり、伝達が難しいため、先頭グループと集団の間はあまり開いていなかった。
その先頭グループは4人(写真の通り)。そのうち3人はフランス人である。
さすがにフランスの記念すべき日に目立ちたい、そして勝利を飾りたい、という気持ちが強いのだろう。
しかしながらその先頭グループは健闘むなしく集団に吸収されてしまい、最後はスプリント勝負になった。
最終盤、コロンビア・ハイロード・チームのトレインが決まり、3段ロケットを見事に発射し、最後にはカヴェンディッシュがステージ優勝した。
つまり彼の前に、同じチームの選手が風圧を避けるため常に位置し、タイミング良く一人ずつ離れていく。そして最後の最後に彼が一番前になり優勝するようおぜん立てしていたのだ。
実に見事な流れで、コロンビアのチームとしての完成度は素人目にも感嘆に値するものだった。

中継中、毎日スキルシマノの日本人スタッフから現地の電話レポートが入る。
シビアな勝負の中、忙しい日々を送っておられるにも関わらず、関西弁のなまりで喋っていただいているので、いい意味で悲壮感がなく、余裕すら感じさせる。
自分も同じ関西人(吉本興業電波圏人)なので、関西弁の効用を強く訴えておきたい(笑)。
この日はスタジオの実況・解説の男性陣と話した後、ゲストのきれいな女性と代わった。
その途端、明らかに声が生き生きしてしまった。
しかしながら彼女との会話が始まった途端、電話がつながらなくなってしまうというオチまでついていた。
これらのことで、男性陣には思いっきり突っ込まれていたが、関西人にとっては、ボケて突っ込まれるというのは、ある意味ひとつの勲章のようなものなので(笑)、それはそれでよかった、ということにしておこう。

(画像はJ SPORTSのHPからのものです)